世界大百科事典(旧版)内のLokāyataの言及
【順世派】より
…アジタの四元素説は霊魂の存在を完全に否定するもので,正統バラモン思想のアートマンを否定する一方,当時の人々が最も重大視した業の報いの有無の問題に関しても,善悪の行為の報いはいっさい否定し,道徳も宗教も必要なしとするものであった。このように来世を認めず,業の報いを否定し,現世の快楽を至上とする思想をサンスクリットでローカーヤタLokāyataと呼び,仏典は〈順世外道〉と訳している。また後世にはチャールバーカCārvākaとも呼ばれる。…
※「Lokāyata」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」