最新 地学事典 「Lu-Hf法」の解説
ルテチウムハフニウムほう
Lu-Hf法
lutetium-hafnium method
176Luが壊変定数λ=1.94×10-11/年で176Hfにβ-壊変することを用いた年代測定法。P.J.Patchett et al.(1980)により実用化された。原理はRb-Sr法と同じ。月の岩石・隕石,地球上の古い岩石に応用されている。Luはチタン石や褐れん石等の希土鉱物に,Hfはジルコンに多く含まれる。Hf同位体比の測定はSrやNdより困難で,高精度の測定には技術を要する。176Hf/177Hf比は,87Sr/86Sr比と同じく地質学的トレーサーとして用いられ,143Nd/144Nd比とマントルアレーを形成する。
執筆者:田中 剛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

