世界大百科事典(旧版)内のMahāvairocanaの言及
【毘盧遮那仏(毘盧舎那仏)】より
…蓮華蔵世界に住し,《華厳経》や《梵網経》の教主となり,とくに後者においては,無数の釈迦を化現してさまざまに説法するとされ,東大寺大仏のモデルとなった。のち密教では,これにマハーmahā(大きい)をつけたマハーバイローチャナMahāvairocana(大日如来)が《大日経》の教主として,また全存在の根源として信仰されている。【定方 晟】
[図像]
単独で造形された作例は少ないが,著名な作例としては東大寺大仏がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」