最新 地学事典 「Mg値」の解説
エムジーち
Mg値
Mg-numbers
全岩あるいはマフィック鉱物の示す100×Mg/(Mg+Fe2+)モル比の値。主要なマフィック鉱物である,かんらん石や直方輝石とメルト(液相)との間のFe/Mg分配係数が温度・圧力に無関係にほぼ一定であるため,地球物質のさまざまな進化度の指標として使われる。マントル物質を扱う場合,全岩あるいはかんらん石(ときには輝石)のMg値が,始原的マントルからの枯渇度を表す指標として,また,マグマ物質を扱う場合には,マントル由来の初生マグマからのマフィック鉱物の分別度(分化度)を示すものとして使われる。中央海嶺玄武岩源マントルのMg値は89~90,海洋島玄武岩源のそれは85~86と推測されている。参考文献:高橋栄一(1986) 火山,第2集,30巻特別号
執筆者:藤縄 明彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

