世界大百科事典(旧版)内のmicrotubuleの言及
【細胞】より
…これらの繊維構造は,それぞれの構成タンパク質を抗原として調製した蛍光抗体で,細胞を染めれば,蛍光顕微鏡によってこれらの細胞骨格構造を識別することができる。(1)微小管microtubule 細胞骨格の中で最も太い250nmの中空の繊維構造で,おもな微小管タンパク質としてチューブリンα,βが重合してできたものである。そのほかに,微小管の重合や他の繊維構造との間の相互作用に必要なτタンパク質や微小管結合タンパク質(MAP)など少量のタンパク質がこの構造に加わっている。…
【チューブリン】より
…微小管microtubuleを構成するタンパク質。微小管は生物界のほとんどすべての細胞に見いだされる直径24nmの管状繊維構造で,鞭毛・繊毛運動,細胞形態の形成・維持,細胞分裂,神経軸索内輸送などの多くの生理現象に深く関与している。…
※「microtubule」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」