細胞骨格(読み)さいぼうこっかく(英語表記)cytoskelton

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

細胞骨格
さいぼうこっかく
cytoskelton

細胞の形を保持し,また変化させる細胞内の要素であり,微小管微小繊維がその役割を担っている。細胞の形を決定するものでも,細胞壁や骨組造骨細胞を囲む骨質などの細胞外基質はこれに含まれない。アクチン,ミオシン,トロポミオシン等の微小繊は,微細で束状・網状なのに対し,チューブリンより成る微小管は太く,支柱のように見える。細胞骨格は,原形質流動,神経細胞の軸索輸送など細胞内の物質輸送や,細胞分裂,ゾル・ゲル運動,食作用など細胞形態変化に関する作用,細胞小器官の移動といった実に多様な役割を担っている。

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大辞林 第三版の解説

さいぼうこっかく【細胞骨格】

真核細胞の細胞質内に網状に存在する構造要素。細胞の形状を決定し、原形質流動・細胞分裂などの細胞運動にも関与する。微小管・微小繊維など。

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世界大百科事典内の細胞骨格の言及

【細胞】より

… 真核細胞は,原核細胞と同様に原形質の可溶性分画によって細胞の基本的な代謝機能を果たしているが,そのほかにさらに高次な構造をもち,高次な制御系をもっている。とくに,細胞質に発達した異質の構造系として細胞内膜系と細胞骨格構造とがあり,高次な構造をつくり上げ,高次な機能を発揮できるのはこれらの構造のためである。
[細胞内膜系]
 網目状に発達した複雑な膜構造で,分化した細胞の機能と密接な関係があり,その発達のようすは細胞の種類によってひじょうに違っている。…

※「細胞骨格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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