知恵蔵 「Nexus9」の解説
Nexus9
ディスプレーは2048×1536ドット、サイズは、高さ228.25ミリ、幅153.68ミリ、厚さ7.95ミリで、重量425グラム。同年10月に発売されたアップル社の「iPad Air2」が、類似サイズであるため、ライバル製品となる。
搭載される基本ソフト(OS)は、同日にリリースが開始されたAndroidの最新バージョン5.0で、CPU(中央演算処理装置)は、64ビットのNVIDIA(エヌビディア)社製「Tegra K1」。
Android5.0では、「マテリアルデザイン」と呼ばれる、原色を中心とした明るくフラットなデザインを導入しており、画面上の要素を素材(マテリアル)として表現する。影やアニメーション効果によって、直感的に理解しやすい点が特徴だ。
また、Android5.0から64ビットCPUに対応したため、マルチタスク性能などが向上し、メールや動画再生、文書編集などの各種アプリを同時に開いたり、アプリを切り替えたりすることが、従来よりもスムーズになった。
Nexus9は、2ギガバイトのメモリー、8メガピクセルの背面カメラ、Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)、近距離無線通信の国際規格であるNFCなど、2013年11月に発売されたNexus5とほぼ同じ機能を備える他に、Bluetoothはバージョンアップされた4.1を、ステレオスピーカーは、HTC社製の「BoomSound」を搭載している。
14年11月現在、国内販売されているNexus9は、内蔵メモリーが16GBと32GBのWi-Fiモデルのみで、LTE対応モデルの販売は、2014年12月以降の予定。
カラーは、インディゴ ブラックとルナーホワイトの2色。
(横田一輝 ICTディレクター/2014年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報