OAS(読み)オーエーエス(その他表記)OAS

翻訳|OAS

世界大百科事典(旧版)内のOASの言及

【善隣政策】より

…また第2次大戦では米州諸国家を,汎米戦線のもとに糾合し戦争遂行に協力させる。その後同政策は,チャプルテペク条約,リオ条約を経て,48年ボゴタ会議での米州機構(OAS)結成につながり,西半球諸国の集団安全保障体制づくりに収束されていった。しかし善隣政策は,のちのケネディによる破綻した〈進歩のための同盟〉政策に見られるように,あくまでアメリカの利益を基調とし,新植民地主義的な対米従属関係を覆い隠す本質を併せもっていた。…

【米州機構】より

…アメリカ合衆国とラテン・アメリカの諸国が加盟している地域的協力機構で,1948年に米州諸国間で調印された米州機構憲章に基づいて設置されたものである。略称OAS。第2次大戦中にアメリカ合衆国とラテン・アメリカ諸国は,政治,経済,軍事の面で緊密な協力体制をつくり出したが,戦後その体制を恒常的な制度とするために48年コロンビアのボゴタで開催された第9回米州諸国会議で,そのことを定めた上記憲章が調印された(1951年に発効)。…

※「OAS」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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