世界大百科事典(旧版)内のOrphéonの言及
【合唱】より
…アマチュアの合唱団が誕生し,そのためにやさしくしかもすぐれた合唱曲が少なからず作曲された。ドイツの作曲家・教育者であるツェルターCarl Friedrich Zelter(1758‐1832)によって1809年ベルリンに結成された男性合唱団リーダーターフェルBerliner Liedertafel,フランスの音楽教育家ビレムGuillaume Louis Wilhem(1781‐1842)がパリに創立した男性合唱協会オルフェオンOrphéon,イギリスに結成されたグリー・クラブなどが今日の合唱音楽にもたらした役割は大きい。日本では明治の中ごろに関西学院大学と同志社大学にグリー・クラブが誕生し,1902年に慶応義塾大学ワグネルソサエティが結成され,おもに大学合唱団が中心になっていたが,29年に創立された東京マドリガル会などをはじめ,同好の士による合唱団が生まれている。…
※「Orphéon」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」