世界大百科事典(旧版)内のOssietzky,C.vonの言及
【トゥホルスキー】より
…批判論難のおもな対象は,人間抑圧的性格を大戦後も温存する官僚機構,軍隊,司法,市民の俗物根性であり,とくに排外的愛国主義であったが,ベルリン方言の特徴を巧みに生かした軽妙で辛辣な語り口がその論旨と魅力的に支えあって,人気を博した。1924年以降は在パリ通信員,26年末に主宰者急死のため《ウェルトビューネ》の編集を引き受け,翌年オシエツキーCarl von Ossietzky(1889‐1938)に引き継いだ。この10ヵ月間を除き故国にはもはや帰らず,29年にはスウェーデンに移住する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」