PAC3

共同通信ニュース用語解説 「PAC3」の解説

PAC3

地対空誘導弾パトリオット略称大気圏に再突入した弾道ミサイルを、日本の領域に着弾する前に撃ち落とす役割を担う地上配備型の迎撃ミサイル。大気圏外を飛行中の弾道ミサイルは、海上自衛隊イージス艦から発射した海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が迎撃。外した場合にPAC3が対応する。発射機を車両に搭載し、移動させることができるが、射程範囲は数十キロと狭い。2007年3月に埼玉県の入間基地に初めて配備された。

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知恵蔵mini 「PAC3」の解説

PAC3

米国製の地対空ミサイル・パトリオットを改良し、弾道ミサイルの迎撃に特化させた地対空誘導弾の通称。正式名称はPatriot Advanced Capability3。2012年現在、米国、日本、オランダで導入されている。日本では07年に航空自衛隊への実戦配備が開始された。北朝鮮から事実上の長距離弾道ミサイル発射を予告された09年、12年には、航空自衛隊が期間限定で首都圏沖縄県などへの配備を行っている。

(2012-12-9)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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