最新 地学事典 「PDB」の解説
ピーディービー
PDB
炭素同位体比をδ値で表示する際の標準試料。米国サウスカロライナ州のPeedee層から産出した白亜紀の矢石(Belemnitella americana)の炭酸塩で,Peedee Formation Belemniteの略。H.Craig(1957)は,これを25.2℃で100%リン酸と反応させて生じた二酸化炭素を炭素同位体比のδ値の標準試料として定義した。以後,PDBは炭素同位体比を報告する際の標準試料として国際的に定着したが,今日ではCraigの用いた試料が手に入らなくなったので,PDBに対して値のわかっている他の標準試料,NBS-19・NBS-20等を用いてPDBに対する値に換算。
執筆者:松久 幸敬
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

