最新 地学事典 「炭素同位体比」の解説
たんそどういたいひ
炭素同位体比
carbon isotope ratio
炭素の安定同位体12C・13Cの存在比(13C/12C)。12Cは原子質量の基準質量で,炭素の平均原子量12.011は,二つの同位体の存在度(12C=98.89%,13C=1.11%)に基づいて決められている。しかしながら自然界では,13C/12C比は,質量に依存した同位体分別作用により10%程度の変動を示す。無機化合物(炭素・二酸化炭素・炭酸塩等)の炭素同位体比は,炭素の酸化状態によって規制される。炭化水素(メタン・エタン・プロパン等)の炭素同位体比は,化合物中の炭素の数やその結合様式によって変動する。
執筆者:松久 幸敬
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

