最新 地学事典 「PREMモデル」の解説
プレムモデル
PREMモデル
PREM model
地球内部に関する標準モデルの一つ。1979年の国際測地学地球物理学連合(IUGG)第17回大会で採択された。PREMはpreliminary reference earth modelの略。それまでは,P波やS波の走時など比較的短周期の地震波データを用いる場合と,地球の自由振動など比較的長周期のデータを用いる場合で,推定されるモデルに系統的な相違があることが問題であった。また2種類の異なる長周期データ(レーリー波およびラブ波)により推定されるモデルにも系統的な相違があった。これらの問題を,非弾性減衰と異方性を導入することにより解消し,短周期データから長周期データまでを画一的に説明する標準地球モデルを構築した。地球の自由振動走時など,地震に関する多数の観測データを使って推定された。地震波データから地球内部物質を論じるのにもよく使われる。参考文献:A.M.Dziewonski et al.(1981)& D.L.Anderson(1981) Phys. Earth Planet. Intern.,Vol.25: 297
執筆者:加々美 寛雄・菊地 正幸
参照項目:標準地球モデル
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

