世界大百科事典(旧版)内のRad,G.vonの言及
【聖書学】より
…19世紀末,ウェルハウゼンは,文献資料を発展史観によって並べかえてイスラエル宗教史として再構成し,旧約学の祖となったが,そのころから数多く発見された資料に照らし,環境世界と旧約聖書との有機的把握を主張した宗教史学派(代表H.グンケル)が20世紀初頭より主流を成した。M.ウェーバーの《古代ユダヤ教》は社会学的構造連関を明らかにし,ラートGerhard von Rad(1901‐71)の《旧約聖書神学》と《イスラエルの知恵》は,イスラエル的思考の特質をまとめ,その後の学的討論の踏台を成した。【左近 淑】
[新約聖書学]
その内容を概観すると,まず新約聖書の言語の研究がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」