世界大百科事典(旧版)内のscalaの言及
【スカラー】より
…最初は物理学において使われた概念であり,適当に単位を定めることによって実数で表すことのできる量,すなわち大きさしかない量をスカラー量あるいは単にスカラーという。ラテン語の階段,または目盛を意味するscalaからきた。長さ,時間,温度,質量,電荷などがスカラーである。これは力のように大きさと方向をもつベクトルと区別するために用いられる概念である。ベクトルは座標を使って数ベクトルとして表示すると座標の一次変換によってその成分が変化するが,スカラーは一次変換によって不変である。…
※「scala」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」