SH試薬(読み)エスエッチシヤク

化学辞典 第2版 「SH試薬」の解説

SH試薬
エスエッチシヤク
SH reagent, sulfhydryl reagent

タンパク質分子中のシステイン残基などのSH基と反応する試薬.p-クロロメルクリ安息香酸(PCMB),N-エチルマレイミド(NEM),1-(4-クロロメルクリフェニルアゾ)-2-ナフトール(マーキュリオレンジ),ビス(3-カルボキシ-4-ニトロフェニル)ジスルフィド(DTNB)などがある.タンパク質,生体組織のSH基の定量に用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のSH試薬の言及

【ヘキソキナーゼ】より

…肝臓や筋肉,脳,酵母などのような糖代謝の盛んな細胞に多く分布する。反応はSH試薬(SH基と反応して酵素の機能を抑制する試薬),とくにヒ素で阻害される。酵母では結晶が得られ,分子量は約12万で,二つのサブユニットから成立する。…

※「SH試薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む