NEM

共同通信ニュース用語解説 「NEM」の解説

NEM(ネム)

インターネット上で取引される仮想通貨一種で、2015年に公開された。ブロックチェーンと呼ばれる先端技術が採用されており、決済送金に利用できる。国内では、コインチェックなどの取引所が扱っている。昨年末の価格は同年初頭と比べて約300倍に急騰した。ネムの発展・普及を目指す国際団体「ネム財団」がシンガポールにある。

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知恵蔵mini 「NEM」の解説

NEM

暗号資産(仮想通貨)の通称。正式名称はXEM(ゼム)。本来はブロックチェーン技術を用いて新しい経済圏を創ろうとするプロジェクトであり、英語のNew Economy Movement(新しい経済運動)の頭文字をとった略称として誕生した言葉である。暗号資産NEMの特徴としては、独自のブロックチェーン技術の採用によって取引がスピーディで安全・安定性が高いこととされている。2018年1月28日に発生した暗号資産大手取引所「コインチェック」からおよそ580億円相当のNEMが流出した事件で、2019年12月21日、警視庁はその一部について、別の暗号資産との交換を匿名性の高い闇サイトで応じていた複数の男性を特定し、組織犯罪処罰法違反の疑いで関係先を捜索した。同事件の報道において、メディア各社が同暗号資産をNEMと表記したため、この通称が普及した。

(2019-12-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のNEMの言及

【社会主義】より

…ついで1972‐73年ころを境に,再中央集権化ともいうべき時期に入り,経済改革は後退するが,1970年代後半期に表面化した経済困難の圧力のもとに,79年ころから新しい修正の模索が始まる。改革第1波の時期にすでに〈新経済メカニズム(NEM)〉を打ち出していたハンガリーは,この時期に改革第2波を開始し,さらに80年代後半期に向けてより大胆な第3波の改革構想を準備しつつある。他方,毛沢東の死と〈四人組〉追放後,1978年から〈四つの近代化〉を掲げた中国は,およそ20年の落差をもって経済改革の流れに合流してきたというのが,現状のあらましである。…

※「NEM」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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