Shihāb(その他表記)Shihab

世界大百科事典(旧版)内のShihābの言及

【バシール[2世]】より

…レバノン山間部のドルーズ派名望家シハーブShihāb家から出た政治指導者。1788年に,レバノンの名望家たちからアミールに選ばれ,軍事・政略にすぐれたうえに財政にも明るく,その政治的手腕をもって,今日の〈大レバノン〉の基礎を築いた。…

【レバノン】より

…山間部の名望家(アーヤーン)の間で政治的統合をめぐる抗争がひろがり,その対立も北部のマロン派キリスト教名望家と南部のドルーズ派イスラムの名望家との二極化への傾向を,それぞれ内部に緊張をはらみながらも,示すようになった。 やがて指導力を握ったドルーズ派の名望家シハーブShihāb家のバシール2世がマロン派キリスト教に改宗することで,ひとつの決着がもたらされた。その背後には,大きな社会的・経済的な変化と軍事技術の変化への対応が名望家の間で競われるという事態があった。…

※「Shihāb」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む