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石敢当 イシガントウ

デジタル大辞泉の解説

いし‐がんとう〔‐ガンタウ〕【石敢当】

せきかんとう(石敢当)

せき‐かんとう〔‐カンタウ〕【石敢当】

《「敢当」は、あえて当たる、向かうところ敵なし、の意》道の突き当たりや門・橋などに「石敢当」の3字を石に刻んで立てたもの。邪気を払うとされる。主に沖縄から九州にかけて分布。いしがんとう。

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世界大百科事典 第2版の解説

いしがんとう【石敢当】

中国起源の魔よけの石。〈せきかんとう〉とも読む。中国では,770年に福建省莆田県の知事が県内の安寧繁栄を願って建てたのが最古とされているが,起源年代は不明である。現在では,多く丁字路に造立されている。日本では,石敢当は青森県黒石市を北限とし,沖縄県まで分布するが,沖縄県が最も多い。多くは石敢当と刻した石を丁字路に造立するが,なかには石敢堂,石当散などの誤刻もある。徳島県下には,中国同様,石将軍と刻んだものがある。

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大辞林 第三版の解説

いしがんとう【石敢当】

道路の突き当たりや辻つじなどに立てる「石敢当」と刻みこまれた石。南九州から南西諸島各地にみられる。魔除けのためという。せきかんとう。

せきかんとう【石敢当】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石敢当
いしがんとう

魔除(よ)けのために「石敢当」と刻んだ石を立てる中国の俗信。日本でも、江戸時代から各地にあったが、沖縄県には、中国から直接伝わって、いまも社会慣習として生きている。中国には古代からあり、家の入口の正面にあたる他家の壁に立てたり、家の土台石に刻んだりする。石敢当とは力士の名であると伝えるが、本来は、石がなによりも強いことから、魔除けに用いた語である。沖縄県では「蹴り込みの返し」といって、石敢当は道の突き当たりに立てるのが普通であるが、もともと「返し」といって魔除けに石を置く習慣もあった。これは『古事記』(712)の「道反(ちがえし)の大神」と同じく、道祖神信仰の一種で、それと中国の石敢当とが習合したものである。
 イシガントウは、「石敢当」の湯桶(ゆとう)読みであるが、中国語音のshih-kan-tangからの転訛(てんか)かともいう。[小島瓔

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世界大百科事典内の石敢当の言及

【石敢当】より

…現在では,多く丁字路に造立されている。日本では,石敢当は青森県黒石市を北限とし,沖縄県まで分布するが,沖縄県が最も多い。多くは石敢当と刻した石を丁字路に造立するが,なかには石敢堂,石当散などの誤刻もある。…

※「石敢当」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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