S-N線図(読み)エスエヌせんず(その他表記)S-N curve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「S-N線図」の意味・わかりやすい解説

S-N線図
エスエヌせんず
S-N curve

疲れ試験機によって,試験片材料にある大きさの応力 Sを繰返して加え,破断するまでの繰返し数 Nを測定する。同様な試験を異なる大きさの応力について行い,各試験結果を縦軸 (等間隔または対数目盛り) に S,横軸 (対数目盛り) に Nをとって整理すると,右下がりののち横軸に平行になるような線図が得られる。この線図を S-N線図,応力-繰返し数線図,あるいはウェーラ曲線という。線図で水平になりはじめるときの繰返し数を限界繰返し数といい,炭素鋼では 107 回近傍であることが多い。水平部の応力値を疲労限度と呼び,疲労強度を表現するための代表値として用いる。しかし,非鉄金属材料や腐食雰囲気中の炭素鋼では明瞭な水平部が現れず,限界繰返し数がない。この線図に基づいて,疲れ強さを考慮した強度設計が行われる。

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