tenû(その他表記)tenu

世界大百科事典(旧版)内のtenûの言及

【楔形文字】より


[構成と用法]
 楔形文字は原則として左から右へ書き,あらかじめ引いておいた罫線の中に文を収めるのが普通である。楔形文字の原形である古拙文字を構成の面で分析すると,その方法は漢字の六書(りくしよ),すなわち象形,会意,指事,形声,仮借,転注と類似の構成法が認められるが,シュメール独自の造字法として,既存の文字に複数の線を加える〈グヌーgunû〉,既存の文字を傾斜させる〈テヌーtenû〉,既存の同文字を二つ交差させる〈ギリムーgilimû〉と呼ばれる方法などが知られている(図3)。象形においては,対象の特徴的部分を抽象的に表現する傾向が強い。…

※「tenû」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android