①英国のミステリー作家アガサ・クリスティの代表作(1939)。原題《And Then There Were None,〈別〉Ten Little Niggers,〈別〉Ten Little Indians》。謎の人物からの招待状で孤島に招かれた10人の男女がマザー・グースの歌詞の通りに次々と殺されていく。“孤島もの”と“見立て殺人”双方の特徴を併せ持つ最高傑作。クリスティ自身により戯曲化され(1943)、こちらは結末が異なる。 ②1945年製作のアメリカ映画。原題《And Then There Were None》。①を原作とする。監督:ルネ・クレール、出演:ウォルター・ヒューストン、バリー・フィッツジェラルドほか。 ③1974年製作のイタリア・フランス・スペイン・西ドイツ合作映画。①を原作とする。監督:ピーター・コリンソン、出演:オリバー・リード、リチャード・アッテンボローほか。