WDM(読み)ダブリューディーエム(その他表記)wavelength division multiplexing

知恵蔵 「WDM」の解説

WDM

光通信において、より多くの情報を伝達するために行う多重化の1方式複数の波長の光を、1本の光ファイバーに通して情報伝送量を上げるため、異なった波長に対応した数の半導体レーザー光源が必要となる。200波のWDM光通信が実験的に示され、実用化も間近。WDMに対応してOTDM(光時分割多重通信)があり、これは時間領域で情報の多重化を図る方式になる。これらは21世紀のテラビット通信を支える情報送信技術。

(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「WDM」の解説

WDM

Wavelength Division Multiplexingの略。広帯域の光ネットワーク技術で、「波長分割多重」と訳される。1本の光ファイバーに、異なる波長の光を通してチャネル(伝送波)を多重化することで、大容量のデータ双方向で伝送できるようにするという仕組みだ。

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