世界大百科事典(旧版)内のwitchcraftの言及
【護符】より
…また,日本に限らず,護符が次々と新しく流行する社会も少なくない。邪術sorcery・妖術witchcraft信仰の盛んな西アフリカの諸地方では,これらに対抗する木の枝などで作られた護符を家に置くが,他の地域から伝来したとか,今まで知られていなかった神の顕現と称される新しい護符が次々に流行して商業的なものとなっている。たとえば,ガーナではコートジボアールから伝えられたと称する護符がはやる一方で,コートジボアールでガーナから持ってきたといわれる新しい護符が登場する。…
【魔術】より
…哲学は論理を展開するが,魔術は象徴を駆使するのである。【大沼 忠弘】
[魔術観の変遷]
魔術は中世ヨーロッパでは一般に,霊魂を呼び出し超自然的現象を起こさせる技術とされ,とくに邪霊を使う魔女の術witchcraftと同一視された。またキリスト教にいう悪魔と関係をもつ魔術を黒(くろ)魔術black magic,天使や善き精霊の力を借りる術を白魔術white magicとして区別した。…
※「witchcraft」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」