Y.キルピネン(英語表記)Yrjö Henrik Kilpinen

20世紀西洋人名事典 「Y.キルピネン」の解説

Y. キルピネン
Yrjö Henrik Kilpinen


1892.2.4 - 1959.3.2
フィンランドの作曲家。
ヘルシンキ生まれ。
ヘルシンキ音楽院で勉強した後、ウィーンベルリンで学ぶ。1000曲以上の歌曲を作曲し、フィン語スウェーデン語、ドイツ語の歌詩に分け、愛と死と孤独をテーマにしたものや幻想的で、情緒あふれる世界を展開。ピアノ伴奏部との巧妙な絡みと親しみやすいメロディーとアーカイックと評される和声が特徴で、フィンランド国内を中心に人気が高い。代表作品に「山の歌」(’27年)や、フィンランドの民族叙情詩集である「カンテレタル」による「Kanteletar‐lauluja」等がある。夫人はピアノ伴奏者のマルガレート。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android