化学辞典 第2版 「YAG」の解説
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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「イットリウムアルミニウムガーネット」のページをご覧ください。
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…他の二つは大出力用に適しており,とくに3軸直交型は小型化が可能であるという利点をもつ。固体レーザーとしては,大出力が得られるYAG(Y3Al5O12)レーザーがもっとも多く利用されている。波長が短く(1.06μm),集光性がよいために精密加工に適しているが,エネルギー効率は低い。…
…これらの人工結晶は必ずしも天然宝石の再現でなくても,美しくかつ硬度があれば合成宝石としての用途をもつことになる。ダイヤモンドの代用石として広く普及をみたイットリウム・アルミニウム・ガーネットYttrium Aluminium Garnet(略称YAG(ヤグ))やキュービック・ジルコニアなどはその例である。宝石合成技術の20世紀のハイライトともいうべき,人工ダイヤモンドの成功は,55年春,アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社による超高圧・高温の条件下での合成法である。…
… 研磨材として,また透明の美しい結晶は宝石として用いられる。最近では工業的にYAG(Y3Al5O12)やYIG(Y3Fe5O12)と呼ばれるザクロ石構造の結晶が合成され,レーザー素子や化合物磁性体として広く用いられている。 なお,日本では英名のガーネットという場合,一般に宝石として用いられるザクロ石を指すことが多く,宝石については〈ガーネット〉の項目を参照されたい。…
※「YAG」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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