ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
イットリウムアルミニウムガーネット
Yttrium Alminium Garnet
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Y3Al5O12.略称YAG.Nd3+ をドープしたものが固体レーザー用母体としてよく使用されている.YAG:Ndは励起されると1.064 μm の赤外光のレーザーを出す.レーザー加工のような工業用途あるいは医療用途に併用される.結晶はおもに結晶引上げ法によってつくられる.また,YAGは屈折率が大きいので,ダイヤモネアなどという名称で人造宝石としても用いられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…これらの人工結晶は必ずしも天然宝石の再現でなくても,美しくかつ硬度があれば合成宝石としての用途をもつことになる。ダイヤモンドの代用石として広く普及をみたイットリウム・アルミニウム・ガーネットYttrium Aluminium Garnet(略称YAG(ヤグ))やキュービック・ジルコニアなどはその例である。宝石合成技術の20世紀のハイライトともいうべき,人工ダイヤモンドの成功は,55年春,アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社による超高圧・高温の条件下での合成法である。…
※「イットリウムアルミニウムガーネット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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