ZigBee(読み)ジグビー

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ZigBee」の解説

ZigBee

国際標準規格IEEE802.15.4をベースにした、家電向けの短距離通信技術のひとつ。データ転送速度は20kbps~250kbpsで、伝送距離は30m。同様の目的で使われているBluetoothに比べ、低速で伝送距離も短いが、消費電力が少なく低コストというメリットがある。また、ZigBee機器同士でネットワークを形成できる点も、特徴のひとつに挙げられる。国内で使用できる周波数電波法により2.4GHz帯に限られ、特定無線設備としての技術証明が必要になるなど、現在のところ家電で手軽に使用できる環境は整えられていない。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

知恵蔵 「ZigBee」の解説

ZigBee

家電製品向けに開発された、近距離無線ネットワークの標準規格の一つ。同様の目的で作られたBluetoothよりも低出力(電波が弱い)で、より低消費電力かつ低コストで搭載できるのが利点。通信量を抑えることでアルカリ単3電池2本で最大2年間の稼働も可能とされる。国際標準規格IEEE802.15.4がベースとなっており、データ転送速度は最大250kbps、通信距離は最大で30メートル。AV機器リモートコントロール、建築物のセキュリティー空調、照明コントロールなどの用途が想定されている。

(斎藤幾郎 ライター / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android