用途(読み)ヨウト

精選版 日本国語大辞典 「用途」の意味・読み・例文・類語

よう‐とう【用途】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ようどう」とも ) =ようど(用度)
    1. [初出の実例]「車の力をむくふほかには、さらに他のようとういらず」(出典:方丈記(1212))

よう‐と【用途】

  1. 〘 名詞 〙 使用のみち。使いみち。用いどころ。
    1. [初出の実例]「用途はおもに火薬、セルロイド、模造皮などの工業向きだ」(出典:断橋(1911)〈岩野泡鳴〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の用途の言及

【銭】より

…明銭の洪武通宝,永楽通宝,宣徳通宝などは中国銭のなかでも最も代表的なものである。中国渡来銭の流通が軌道に乗るようになると,室町時代には中国銭を形態のうえから阿堵(あと),鳥目(ちようもく),鵝眼(ががん)などと呼び,また使用の面から御脚,用途,料足などととなえるようになった。中国銭の国内通用が盛んになると,中国官鋳制銭をモデルにして造られた私鋳銭や模造銭が現れ,官銭は一般に良銭,精銭と呼ばれ,私鋳銭,模造銭は悪銭または鐚銭(びたせん)ととなえられた。…

※「用途」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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