びしゃびしゃ

精選版 日本国語大辞典 「びしゃびしゃ」の意味・読み・例文・類語

びしゃ‐びしゃ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 雨がひどく降り続くさま、また、雨などに濡れとおるさまを表わす語。びしょびしょ。
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「まだびしゃびしゃするやうな土の上に」
② しまりがなくくずれたようなさまをいう語か。
評判記・満散利久佐(1656)野風「とりなり、びしゃびしゃとして、初心めき」
③ 水が何かに当たってはねかえる音などを表わす語。
※黒雨集(1923)〈田中貢太郎〉海異志「草葺の低い軒があって、貰い湯に来てゐる人がびしゃびしゃと湯の音をさしてゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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