ドライオフセット印刷(読み)ドライオフセットいんさつ(その他表記)dry offset

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドライオフセット印刷」の意味・わかりやすい解説

ドライオフセット印刷
ドライオフセットいんさつ
dry offset

オフセット印刷において,一般的な平版を用いないで凸版を版面とし,湿し水を用いない印刷。乾式オフセットともいう。版材としては 0.5~1.0mm程度の亞鉛,マグネシウム,真鍮,銅板などを用い,0.2~0.5mm程度の浅い腐食をして使用する。最近では感光性樹脂版なども利用されるが,腐食深度が浅いので,機械の精度が高く,着肉ローラなどの微調整ができるほうがよい。ブランケット胴に転移して印刷するので版の耐刷力は大きく,湿し水を使わないので刷色も安定し,濃度も上がり,用紙の伸縮も少く見当精度がよい。有価証券類の地紋,細紋,紙器のべた刷り,水性インキの印刷などに適し,プラスチックや金属チューブなどの円筒印刷にも応用されている。

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