銅板(読み)ドウバン

デジタル大辞泉 「銅板」の意味・読み・例文・類語

どう‐ばん【銅板】

《「どうはん」とも》銅を板状にしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「銅板」の意味・読み・例文・類語

どう‐ばん【銅板・銅版】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「どうはん」とも )
  2. ( 銅板 ) 銅の板。銅をおしのばして板状にしたもの。
    1. [初出の実例]「たとへ書の狂草、画の写意とても、一筆の利刀を以て、銅版に刻みたる墨痕紙上に出申候」(出典:随筆・玉洲画趣(1790))
  3. を用いた印刷版式の総称。みがいた銅面に彫刻刀でほりつけたり、表面に蝋(ろう)などの防食剤を塗り、文字や絵をほりつけ、露出した銅面を酸で腐食させる彫刻凹版写真製版を応用した写真凹版、その他銅凸版、バイメタル平版などがある。
    1. [初出の実例]「名を司馬江漢と改む。又銅板を日本に草創せるも此の人の力なり」(出典:武江年表(1848)享和三年)
    2. [その他の文献]〔説郛‐序〕

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普及版 字通 「銅板」の読み・字形・画数・意味

【銅板】どうばん

銅版

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