ロカボ(読み)ろかぼ

知恵蔵mini 「ロカボ」の解説

ロカボ

糖質(糖・炭水化物)を制限した食事のこと、及びそれを用いた食事法のこと。低糖質食、糖質制限食ともいう。「low-carbohydrate」(低炭水化物)の略であるローカーボ(Law Carb)を語源とし、一般社団法人食・楽・健康協会(2013年設立)が提唱したもの(「ロカボ」は同協会の登録商標となっている)。糖尿病などの予防・治療を目的として長く用いられてきているが、2000年代に入るとダイエットを主目的とするローカーボが世界的に流行した。同協会では、ローカーボは極端な糖質制限を含む概念で、ロカボは1食当たり20〜40グラムの適正糖質に抑えたものであるとしている。しかし日本で一般には、ローカーボとロカボは混同されていることが多い。食品業界でもロカボ商品が次々登場しており、その日本での市場規模は17年5月現在で年間3400億円以上とされている。

(2017-5-25)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android