刀汚(読み)かたなよごし

精選版 日本国語大辞典 「刀汚」の意味・読み・例文・類語

かたな‐よごし【刀汚】

〘名〙
① 刀を持つ価値のない者が帯刀して、かえって刀をけがすこと。
② 切る価値もないものを切って、刀をけがすこと。また、刀で切るほどの価値もないもの。刀のけがれ。刀のさび。
歌舞伎薄雪中将姫(1700)三「討って捨てうと思うたれど、かたなよごしに思うて離別をして追出した」

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