最新 地学事典 「均質圏」の解説
きんしつけん
均質圏
homosphere
地球大気において,地表から高度約80kmまでの大気成分が均質な層のこと。均質圏では対流混合により窒素や酸素などの大気組成がほぼ一定となる。均質大気(homogeneous atmosphere)とも。ただし,水蒸気は大気下層に,オゾンは下部成層圏に局在するため,分けて扱う必要がある。水蒸気を除いた乾燥空気は仮想的な分子量29の混合気体として状態方程式に組み込まれることが多い。均質圏の上は非均質圏(heterosphere)といい,光解離や拡散分離により重い分子の順に成層をなしている。両者の境を均質圏界面という。
執筆者:田中 博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

