夜久郷(読み)やくごう

日本歴史地名大系 「夜久郷」の解説

夜久郷
やくごう

「和名抄」にみえるが高山寺本・刊本とも訓を欠く。郡の最西部、現天田郡夜久野(やくの)町内に比定される。古代の夜久郷については他にみえず、つまびらかでない。

「吾妻鏡」天福元年(一二三三)七月九日条に「大風以前出挙利倍事、為救窮民被定減少之法、畿内西国事者、被仰六波羅畢、而丹波国夜久郷、有称神人先達之者、寄事於神威、背厳制及呵責、百姓不堪其愁、参訴云々」とみえる。南北朝期「夜久郷今西村」が足利尊氏の生母上杉清子から、清子ゆかりの光福(こうふく)寺(現綾部市の安国寺)に寄進されている(康永元年八月一三日付「上杉清子仮名消息」安国寺文書)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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