把握反射(読み)ハアクハンシャ

デジタル大辞泉 「把握反射」の意味・読み・例文・類語

はあく‐はんしゃ【把握反射】

新生児にみられる原始反射の一。手のひらに何かが触れると、握ろうとする現象をさす。足裏についても、指を屈曲する動きがみられる。生後半年程度で消失する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

妊娠・子育て用語辞典 「把握反射」の解説

はあくはんしゃ【把握反射】

原始反射の一つ赤ちゃんは手や足に何かが触れると握ろうと指を曲げます。これが把握反射です。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の把握反射の言及

【原始反射】より

…しかし,この反射の出現から病変部位を厳密に判定するのは困難である。原始反射には,口とがらし反射,吸引反射,把握反射等がある。口とがらし反射は唇のまわりを軽く叩打すると口をすぼめ突き出す反射であり,吸引反射は,唇またはそのまわりを鉛筆などで軽く刺激すると,口でこの鉛筆を追い求めて,それに吸いつく反射である。…

※「把握反射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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