…ここでnIIIを相対屈折率relative index of refractionと呼ぶ。光の場合は,入射側の媒質Iが真空である場合の相対屈折率をとくに絶対屈折率absolute refractive index,あるいは単に屈折率refractive indexと呼び,通常nで表す。これは真空中の光速度cと物質中の光の速さvとの比n=c/vであり,相対屈折率は,入射側の媒質Iの屈折率nIに対する透過側の媒質IIの屈折率nIIの比となる。…
…後者の関係はスネルの法則と呼ばれ,n21を第2媒質の第1媒質に対する相対屈折率と呼ぶ。第1媒質が真空である場合,第2媒質の真空に対する屈折率を絶対屈折率,または単に屈折率という。相対屈折率は第2媒質中の光の速さと第1媒質中のそれとの比の逆数であり,屈折率nはその媒質中の光の速さcと真空中の光速度c0を用いて,n=c0/cで表される。…
※「絶対屈折率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...