芽鱗(読み)ガリン

デジタル大辞泉 「芽鱗」の意味・読み・例文・類語

が‐りん【芽×鱗】

葉または花になる芽を覆って保護するうろこ状の小片

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「芽鱗」の意味・読み・例文・類語

が‐りん【芽鱗】

  1. 〘 名詞 〙 樹木冬芽を包んでいる鱗状器官
    1. [初出の実例]「Bud-scale 芽鱗」(出典:生物学語彙(1884)〈岩川友太郎〉)

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世界大百科事典(旧版)内の芽鱗の言及

【芽】より

… 落葉樹では秋に落葉のあと冬芽が残るので,冬芽は目だつことが多い。冬芽はふつうすでにたくさんの葉をもち,とくに外側を覆う数枚から多数の葉は成熟した鱗片葉(この場合は芽鱗ともいう)となっていることが多い。鱗片葉は小さく硬いことが多く,芽の内方にある若い小さな普通葉の葉原基,あるいは花や花序の原基を冬のあいだ保護する働きをもつ。…

※「芽鱗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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