苦土石灰(読み)くどせっかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「苦土石灰」の意味・わかりやすい解説

苦土石灰
くどせっかい

マグネシウム分(苦土分)をク溶性(クエン酸可溶性)マグネシウムとして3.5%以上含有する石灰質肥料をいう。苦土炭酸石灰、苦土生石灰、苦土消石灰の3種類があるが、普通、苦土石灰というと苦土消石灰をさす。ドロマイトまたはドロマイト質石灰岩原料として製造される。土壌の酸性調節、有機物の分解促進に効果があり、土壌改良材の一種である。マグネシウム欠乏地帯での施用効果は大きい。

[小山雄生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の苦土石灰の言及

【石灰肥料】より

… 各種石灰肥料の原料となる石灰岩やドロマイトは日本で豊富に産出する。主要な石灰肥料には生石灰,消石灰,炭酸カルシウム,苦土石灰や他の産業の副生物として生産される副産石灰がある。生石灰は石灰岩をコークスとともに900~1000℃で焙焼(ばいしよう)して製造するが,その主成分は酸化カルシウムCaOで,アルカリ分は80%以上含有される。…

※「苦土石灰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む