ドロマイト(読み)どろまいと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドロマイト」の意味・わかりやすい解説

ドロマイト
dolomite

三方晶系に属する鉱物で,理想的化学組成は CaMg(CO3)2 で複炭酸塩。色は白,灰色などを呈し,ガラス光沢がある。劈開 に完全。比重約 2.9 ,硬度 3.5~4 。日本名で苦灰石白雲石などと呼ばれる。なお,正しくはドロマイトは鉱物名であるが,この鉱物を含む岩石としても用いられている。石灰岩などを伴って,堆積岩として広く産出する場合と,塩基性岩中や鉱脈中に産出する場合がある。堆積性のものの成因については異論が多い。製鉄用材料その他利用価値が大きい。フランスの鉱物学者 D.ドロミューにちなみ命名

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドロマイト」の意味・わかりやすい解説

ドロマイト(苦灰岩)
どろまいと

苦灰岩


ドロマイト(苦灰石)
どろまいと

苦灰石

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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