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  • > 凡例《ポケットプログレッシブ仏和和仏辞典(和仏の部)》

Ⅰ 見出し語

① 見出しは、五十音順に配列した。長音符号「ー」は直前の母音と同じ扱いとした。

配列例:ほお ボーイ ホース ほおずり

② 形容動詞の見出し語などは、語幹である名詞を見出し語として表示した。

例:めいかい【明快】 claire(e), lucide(形容動詞「明快な」)

Ⅱ 訳 語

① 1つの語義の中の訳語が複数になるときは、カンマ(、)で区切った。また、複数の訳語に意味の差があるときは〔 〕で補足を加えた。

例:ぎじゅつ【技術】technique [女]、art [男]
きく【聞く】〔注意して〕écouter;〔自然に聞こえる〕entendre

② 訳語の性による変化は、変化する部分をイタリック体で示し、女性形は( )で囲んだ。

ひごうほう【非合法】illégitime, illégal(ale)

Ⅲ 用 例

用例は,訳語があるものは訳語に続けて,訳語がないものは見出し語に続けて示した。

例:こいしい【恋しい】
町のにぎわいが恋しい
L’animation de la ville me manque.

Ⅳ 複合語、成句、関連語

① 複合語は、原則として分解できる最初の語を見出し語とする項の◆の後にまとめて示した。

例:平和維持活動=平和+維持+活動
→見出し語「平和」に収録

だいたい【代替】substitution [女]

◆代替エネルギー énergie de remplacement [女]

② 見出し語を語頭にもつ慣用句を◇の後に示した。

例: こと【事】chose [女]、affaire [女]、fait [男]

あなたに話したい事があります

J'ai quelque chose à vous dire.
おっしゃっている事がわかりません
Je ne comprends pas ce que vous dites.
◇事ここに至って
au point où en sont les choses
◇事だ
それは事だ〔大変だ〕
C'est toute une affaire.
◇事によると
Il est possible que…
◇事を構える
causer des ennuis

③見出し語の関連語を◆の後に示した。

例:かし【菓子】〔ケーキ〕gâteau [男],pâtisserie [女]
◆アイスクリームglace [女]
◆クッキー biscuit [男]
◆シャーベット sorbet [男]
◆シュークリーム chou à la crème [男]
◆タルト tarte [女]
◆チョコレート chocolat [男]
◆プリン crème caramel [女]
◆ワッフル gaufre [女]

Ⅴ その他の記号

? 場面別・状況別表現の開始記号。場面別・状況別表現をこのマークの後にまとめて示した。

  例:(以下、「あいさつ」の項目を示す)

【 】 用例の補足説明を【 】で示したところもある。

例:あいだ【間】
【空間】
東京と大阪の間に
entre Tokyo et Osaka
間を空ける
espacer
間を詰める
réduire l'intervalle
本の間にしおりをはさむ
insérer un signet dans un livre
【時間】
10時から11時の間に
entre dix et onze heures
10年の間
pendant dix ans

→ 参照項目を示す。

例:げきれい【激励】
encouragement「男」→励ます

★ 直前の欧文語句に対する説明を示す。

例:あと【後】après, dans(★現在から見て「…後に」のときはdans+期間、過去のある時点から見て「…後に」のときは期間+après)

[ ] 直前の語と言い換えが可能な語を示す。

例:だい【代】
彼女[彼]は20代だ
Elle [Il] est dans ses vingts ans.