精選版 日本国語大辞典 「ありゃ」の意味・読み・例文・類語 ありゃ 〘感動〙① 意味を強めるときに発することば。いかにも。※虎明本狂言・靫猿(室町末‐近世初)「地から泉が相生(さうじゃう)して、天より宝が降りくだる、ありゃきゃうがり、きょくしんなり」② 驚いたときに発することば。※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「『油買に茶ア買に』『アリャ、兄さん上手だよ』」③ 歌謡などのはやしことば。※虎寛本狂言・枕物狂(室町末‐近世初)「ありゃささのはりまくら、ささのはりまくら、ぬしぞこひしかりける」④ 蹴鞠(けまり)のときに発する掛け声。あり。ありあり。※松下十巻抄(1531)正二位「鞠をこふ事。ありゃと云は春のこころ、但うけとりはじめはこはず」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報