けなりい

精選版 日本国語大辞典 「けなりい」の意味・読み・例文・類語

けなり‐・い

〘形口〙 (形容動詞「けなり」の形容詞化) (対象が、格別であるので)そうありたいと思うさま。うらやましい。けなるい。
※玉塵抄(1563)三五名馬騏驥をけなりう思てあれやうに駿逸になりたうこいねがう馬は驥の類ぞ」
[語誌]形容動詞「け(異)なり」が形容詞化した語。「普通と異なる、きわだっている、能力などがとくに優れている」ことなどを表わす「けなり」とは意味が異なり、「そのようにすばらしい様子になりたい」「うらやましい」の意味に転じている。
けなり‐が・る
〘他ラ四〙
けなり‐げ
〘形動〙
けなり‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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