たどたど

精選版 日本国語大辞典 「たどたど」の意味・読み・例文・類語

たど‐たど

〘副〙 (形容詞「たどたどし」の語幹から。「と」を伴って用いられることもある)
① 足もとのおぼつかないさま、不確かな足どりで歩むさまを表わす語。
浄瑠璃・雁金文七秋の霜(1702)「暗き道をばたどたどと。念仏を道の案内にて。心細くも急がるる」
② 火などが今にも消えそうなさまを表わす語。頼りないさま。
歌舞伎筑紫巷談浪白縫黒田騒動)(1875)二幕「風の前なる燈火も、たどたど見えし一間には」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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