キマダラコウモリ(読み)きまだらこうもり

小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「キマダラコウモリ」の解説

キマダラコウモリ
学名:Endoclyta sinensis

種名 / キマダラコウモリ
解説 / 触角は短く、単純な構造をしています。夕ぐれに活発に飛びます。幼虫は、いろいろな木の幹にトンネルをほります。
目名科名 / チョウ目|コウモリガ科
体の大きさ / (前ばねの長さ)35~43mm
分布 / 北海道~九州
成虫出現期 / 6~8月
幼虫の食べ物 / クサギなど

出典 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫小学館の図鑑NEO[新版]昆虫について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キマダラコウモリ」の意味・わかりやすい解説

キマダラコウモリ
きまだらこうもり / 黄斑蝙蝠蛾
[学] Endotrica sinensis

昆虫綱鱗翅(りんし)目コウモリガ科に属するガ。はねの開張70~80ミリメートル。前翅黒褐色で、横脈上や中室内に銀白色の小さい紋がある。夏に出現し、夕暮れどきに活発に飛び、灯火にも飛来する。幼虫はキリ、モモそのほかの樹木にトンネルをつくって加害し、トンネルの入口蛹化(ようか)する。日本全土のほか朝鮮半島、中国に分布する。

[井上 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のキマダラコウモリの言及

【コウモリガ(蝙蝠蛾)】より

…日本には8種分布している。 コウモリガEndoclyta excrescens(イラスト)は開張5~11cmの大型種で,近縁のキマダラコウモリE.sinensisとともに全国に分布し,幼虫は各種の樹木にトンネルを掘る害虫。成虫は夏の終りころに出現し,夕暮時に雄は活発に飛び回り,雌を探して交尾する。…

※「キマダラコウモリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android