ゾフルーザ(読み)ぞふるーざ

知恵蔵mini 「ゾフルーザ」の解説

ゾフルーザ

塩野義製薬株式会社が開発したインフルエンザ治療薬。一般名は「バロキサビル マルボキシル」。2018年2月、厚生労働省製造・販売を承認した。A型とB型のインフルエンザ患者が対象で、成人、小児ともに錠剤を1回服用するだけでインフルエンザウイルス増殖を抑える効果があるとされる。従来の治療薬はウイルスの増殖は抑えられず、細胞外に出るのを抑える仕組みだったことから、従来薬では対処できない耐性ウイルスが出現した場合の感染拡大防止にも役立つ可能性があると期待されている。

(2018-2-27)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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