ティンシュー(丁蜀)鎮(読み)ティンシューちん(英語表記)Dingshu zhen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティンシュー(丁蜀)鎮」の意味・わかりやすい解説

ティンシュー(丁蜀)鎮
ティンシューちん
Dingshu zhen

中国華東地方,チヤンスー (江蘇) 省南部,ウーシー (無錫) 特別市に属するイーシン (宜興) 市にある陶業の町。 5000年の歴史をもつ宜興窯の所在地で,朱泥産地として知られる。当初は青磁器を作っていたが,原料土の不足により宋代から陶製日用品の生産に転じた。明代に地元の紫砂を原料として朱泥を焼き,茶の味を高めると好評を得た。機械によって朱泥や陶の水がめ,土鍋,茶碗植木鉢などの日用品を量産する。朱泥,青磁の工芸品も作っている。

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