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植木鉢 ウエキバチ

デジタル大辞泉の解説

うえき‐ばち〔うゑき‐〕【植木鉢】

植木や草花を植える鉢。

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百科事典マイペディアの解説

植木鉢【うえきばち】

植物栽培用の鉢で,素焼の作り鉢と薬塗の盆栽鉢があり,また日本鉢(シナ鉢も含める)と洋鉢に大別される。日本では鎌倉時代ごろから,おもに盆栽に用いられた。洋鉢は洋式園芸のはいった1877年ころ以後使用されだし,製造されるようになったのは1897年ころからである。
→関連項目ガーデニング

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世界大百科事典 第2版の解説

うえきばち【植木鉢 flowerpot】

開花時に任意の場所に持ち運べたり,鉢と草姿とのつりあいが芸術的に観賞できることなどの理由で,草花や花木がよく鉢植えにされる。古い時代には,木箱,桶,樽,塩鉢などの容器が使われていた。江戸時代の元禄(1688‐1704)のころに園芸が盛んになってからは陶磁器が使われるようになったが,これは中国から渡来した陶磁器の影響を受けたもののようである。形や大きさは一定せず,朱泥,海鼠釉(なまこぐすり)のかかった鉢や青磁鉢が多かった。

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大辞林 第三版の解説

うえきばち【植木鉢】

植木や草花を植える鉢。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

植木鉢
うえきばち

植木や草花などを植える容器となる鉢の総称で、ポットともいう。植え込む樹種や草花の種類によって観賞目的が異なるので、用いる鉢も形や材質が違ってくる。鉢の種類には次のようなものがある。植物の生育過程別にみると、種播(ま)きに用いる播種(はしゅ)鉢、栽培途中の仕立て鉢、仕立て上がると移す化粧鉢などがある。また、栽培する植物により、盆栽鉢、蘭(らん)鉢、万年青(おもと)鉢などがあり、形や線、色の優美さを求めることもある。素材別では土鉢、木鉢、プラスチック鉢(ビニル鉢)、コンクリート鉢のほか、野菜の育苗に用いる紙鉢(ペーパーポット)、泥炭やピートモスを材料としたジフィーポットなどがある。土鉢は普通、素焼鉢とよび、一部分または簡単に仕上げたものを駄温(だおん)鉢という。また、外側全体にうわぐすりを塗って焼き、光沢のある鉢を化粧鉢とよび、材質は陶器が多い。しかし鉢の外側に模様をつけたり、形にくふうを凝らしたプラスチック製のものも化粧鉢として扱っている。形による分類では丸鉢、小判、角鉢(四角形ないし八角形)、皿形などとよび、いずれも深浅の区別があり、普通の丸鉢でも腰高と平鉢に分けられる。一般的な植木鉢にはかならず底穴がある。産地による区別としては常滑(とこなめ)、瀬戸、信楽(しがらき)、有田などの名がある。外国鉢としては中国鉢が良質で、土質のよい南京(ナンキン)鉢、広東(カントン)鉢が有名である。最近は鉢物の利用が多様化し、栽培鉢以外にも、沿道や公園にフラワーボックスとして、あるいは家庭で装飾的に用いる吊(つ)り鉢、観葉植物鉢、テラリウムで楽しむガラス鉢などが用いられるようになった。
 鉢の大きさは、普通の素焼鉢は直径3センチメートル(1号)から大きなものは39センチメートル(13号)まであり、パンジー、サクラソウなどの草花では3~5号、サツキ、ボケなどの小花木では5~6号が多く用いられる。
 わが国の鉢の歴史は、江戸時代初期には木箱が使用され、土鉢などが用いられるようになったのは江戸時代中期にオモトや盆栽がつくられるようになってからともいわれる。[堀 保男]

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世界大百科事典内の植木鉢の言及

【園芸】より

…レーキと併せたホーレーキもある。(i)じょうろ 植木鉢への灌水に5l,3lのものが使われる。ごみよけの目皿のあるステンレス製のものがよい。…

※「植木鉢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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